森沢 明夫 著 『虹の岬の喫茶店』 2014年01月13日(月)04:46:42

虹の岬の喫茶店
【単行本】
小さな岬の先端にある喫茶店に引き寄せられるように集まる、
心に傷を抱えた人々。彼らの人生は、その店との出逢いと
女主人の言葉で、大きく変化し始める...

女主人が選曲した曲のタイトルを冠した6つの物語
吉永小百合主演で映画化(10/11公開予定)
「岬カフェ」
 トンネルを抜けたら、ガードレールの切れ目をすぐ左折。
 雑草の生える荒地を進むと、小さな岬の先端に現れる。

 テーブル席が2つ
 海に面した壁に富士山が見える大きなガラス窓

女主人 柏木悦子(65)
 未亡人 元ピアニスト 30年前 画家の夫亡くす
 とびきりおいしいコーヒー 「美味しくなれ」と念じながら入れる
   お勧め 「岬ブレンド」 試作品「バナナアイス」
 お客さんの人生にそっと寄り添うような音楽を選曲
 柴犬コタロー 15年前右前脚を無くした案内犬 P72 

2枚の水彩画
 左 虹の絵(悦子の夫の作品)
 右 (画家志望みどりの作品)

隣接 建設中のライブバー
 高田浩司(41) 悦子の甥 塗装業
 みどり 美大2年(2浪)イマケンと同じ歳 P86
 
《 登場人物 》
第一章《 春 》アメイジング・グレイス
  妻を亡くしたばかりの夫と幼い娘
  大沢克彦(40)陶芸作家 車セレナ
    娘 希美(4)ハッピーのどきどき
    妻 小枝子 急逝骨髄性白血病 数日前に急逝
         好きな曲 スピッツ「春の歌」
  虹探しの冒険 辿り着いたのが「岬カフェ」

  選曲「アメイジング・グレイス」(驚くほどの恩恵)
    唄:ケルティック・ウーマン(アイルランドの女性グループ) P51
  後日 コーヒーカップ「渚」送るが(P67)
     割れ(P132 P186) 修復される(P185)

第二章《 夏 》ガールズ・オン・ザ・ビーチ
  卒業後の進路に悩む男子大学生
  今泉健(イマケン)就活中の大学4年生
    バイク ホンダ GB250クラブマン P56
    ガス欠 便意で岬カフェに駆け込み
  就活失敗 出版社編集希望
    「嘘つきは、どこも採らないわよ」 P78
    浩司 みどり と出会い 作家を目指す
    「夢って、追いかけるのに、すごく勇気がいると思いませんか?」 P112
    後日 雑誌紹介記事 P156

  選曲「ガールズ・オン・ザ・ビーチ」(夏と恋とセット売り)
   唄:ザ・ビーチ・ボーイズ P70

第三章《 秋 》ザ・ブレイヤー
  止むに止まれぬ事情で喫茶店へ盗みに入った泥棒
  研ぎ屋 善人の押し込み強盗
    鍛冶屋併営失敗 闇金融 → 妻娘家出 夜逃げ
    自作の出刃包丁で押し入ったのが岬カフェ

    インドの民族運動指導者ガンディーの言葉
    「間違いを犯す自由が含まれていないのであれば、自由は持つに値しない」 P144
    「次から間違えなければ、今夜の経験はきっと無駄にならない」(何と寛容な!!)

  選曲「ザ・プレイヤー」(祈る人)
   唄:ドニー・マクラーキン&ヨランダ・アダムス P139
  贖罪 2本の包丁を研ぎ、自前の出刃包丁を置く(タニさん使用 P190)
  ホームセンターへのお使い 封筒には現金22,000円と便箋

第四章《 冬 》ラヴ・ミー・テンダー
  タニ 建設会社常務 → 子会社へ左遷 大阪のコインパーキング社長 P203
   悦子の誕生日プレゼント
    ・ 月の土地 1エーカー「うさぎの尻尾」 P176
    ・ 「渚」カップ直し 金継ぎ P183
    ・ メジナを出刃包丁で捌く P190 甲州ワイン P191

 選曲「ラヴ・ミー・テンダー」 P179
  唄:エルヴィス・プレスリー
  大阪で孤独死 P287

第五章《 春 》サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
 高田浩司 甥(悦子の妹 祥子の息子)
   父 機械部品工場 破産 P232
   母 祥子 ガレージで首吊り P234
   中学 不良 高校中退 暴走族総長 P233

   バンド「セブンシーズ」(七つの海)結成 P226
    浩司 ドラム担当
    リーダー 木原利一(トシ) ベース担当 「歩く計算機」(そろばん2段)
         山奈友之(ヤマちゃん) ギター担当
         廣田香苗 キーボード 編曲担当 利一と結婚 二児の母
         春日井翔(ショー) ボーカル担当
           母 小4時 癌死
           GSバイト 「ロッケンロール」「バーカ」
           ものすげえ曲を作っちまった
           作曲「ブルームーン」(カクテル言葉「無理な相談」)
         「病的なまでにルーズ」が原因で喧嘩別れ P258

   選曲「サンキュー・フォー・ザ・ミュージック」(音楽に感謝)
    唄:ABBA(アバ) P253
   「過去を懐かしむことが出来るってことは、いまの自分自身をちゃんと
    大事に思えてるってことだと思うわ」
P256

   現在のショー 紅茶の輸入販売会社社長 P268
   店「ブルームーン」 落成記念日 = 息子の運動会
   ブログ 《 SSの連中は、ここをクリック》《 この、バーカ♪ 》 P276

第六章《 夏 》岬の風と波の音
   「岬カフェ」年中無休 → 週休二日(火・金曜日)
   台風接近

   浩司-おっとりした奥さん
   結局「ブルームーン」は2年で閉店 塗装業に戻る P286
   娘 真理(小三)美保(幼稚園)

   亡夫 幸太郎 絵描き 頚椎の悪性腫瘍 32歳で他界 p281
     右手で描いた最後の作品 × 夕焼け ○ 朝焼け P300 P108

   「遠い波音。崖を吹き上がってくる風のささやき。
    上空を旋回するトンビの群れからは、甲高い音符が振ってくる。
    いま、この瞬間、音楽はいらなかった。
    BGMは、あの人が愛した、この岬が奏でてくれる。」


映画化にあたり...
  原作を読み、最初にイメージしたのは
  西田敏行主演の『星守る犬』に出てくる三浦友和のレストランでした。

  「岬カフェ」のロケーションがポイントですね。
  管理人としては、みどりちゃんに全編登場して欲しいな。

タイトル『ふしぎな岬の物語』
ロケ:原作のモデルとなった喫茶店が実在する千葉県明鐘岬 中心
配役:柏木悦子(吉永小百合)高田浩司(阿部寛)タニ(笑福亭鶴瓶)
竜崎みどり役が竹内結子という事らしいので原作と設定が変わっているかも


原作は、重松清の『あすなろ三三七拍子』 垣根涼介の『人生教習所』以来の
読後の清々しさを感じる作品でした。オススメです。

森沢明夫の映画関連作品
津軽百年食堂高倉健主演の『あなたへ』は映画化後、
青島武の脚本を原案に書き下ろされた

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コメントの投稿 [2件]

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森沢 明夫 著 『虹の岬の喫茶店』へのコメント

TBありがとうございました。
喫茶店が大好きで、題名に惹かれて読みましたが、
各章に曲が絡んでいて
とても面白く読ませていただきました。
吉永小百合であればイメージが大きくずれてはいないでしょうね。
楽しみにしていて映画を見たいと思います。

>fujisanさん

CM有難うございました。
「岬カフェ」は実在の喫茶店のようで、映画化も楽しみです。

http://blog-imgs-51.fc2.com/i/w/a/iwa40/misakicafe.jpg

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